【管理栄養士監修】メンタルを安定させる食材
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最近、仕事と家庭のストレスが重なりイライラが続いています。どのような食事をとれば心が安定しますか?メンタルに強い体をつくりたいです。(46歳女性)
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イライラやうつなどの精神疾患系は、まず「気」の流れをみましょう。
慢性的に不安な気持ちになっていたり緊張状態が続いてイライラしているときには、気が滞っている状態にあり「気帯」という状態にあります。
また、気が不足することを気虚ともいい、やる気がなくなるなどの意欲低下、食欲不振、不眠、倦怠感などの症状がみられるようになります。
この場合、気のめぐりをよくするもの、気を補うものを意識してとるようにしましょう。
気のめぐりをよくする食材

紫蘇
まず最初におすすめの食材は紫蘇です。赤紫蘇、青紫蘇ともに気のめぐりを改善し、体を温め冷えを取り除く効果に優れています。
紫蘇の特徴でもあるさわやかな香り成分のペリルアルデヒドは、気の流れをよくしたり神経の興奮を鎮める作用があります。
ストレスがたまると胸のあたりが苦しくなったり、呼吸が浅くなりがちなので、体を温めて胃腸を活性化する紫蘇は精神安定剤としては最適な食材です。
玉ねぎ

玉ねぎの香りの特徴でもある硫化アリルは、殺菌作用、リラックス効果疲労回復効果、安眠効果があります。
また、玉ねぎは血液の流れをサラサラにして体を温める効果があります。
食物繊維やオリゴ糖を多く含み、大腸の働きを活性化させ便通をよくするので腸内環境を整えてくれます。
玉ねぎの茶色の皮に多く含まれているケルセチンはポリフェノールの一種です。
LDLコレステロールの酸化作用や抗炎症作用、高血圧の予防にも効きます。
無農薬の玉ねぎなどが手に入ったときには、ぜひ洗った皮を煮出し、ザルでとったらスープと一緒に召し上がってみてください。
お肌もツヤツヤになりますよ。
牡蠣やあさりなどの貝類

牡蠣やあさりは精神安定作用があるので、気の滞りからくる頭痛やめまいなどの症状を改善させる効果があります。
また肝機能を高めるタウリンが豊富です。
肝臓は有害な有害物質を分解・解毒する大変重要な臓器です。ストレスで心身が弱ってくると自律神経も乱れて肝臓にもダメージが出てきます。
そのようなときに取り入れたいのが貝類です。
疲弊した心にはよく効きます。
またイライラして頭に血が上っているときなど、体内にこもった熱を取り除き水分代謝もよくしてくれます。
あさりや牡蠣には鉄分も多く血を補う食材でもあるので、貧血予防にも役立ちます。
どちらも薬膳では代表的な精神安定剤になるのでぜひ取り入れてみてください。
大根・かぶ

大根は熱をさまし、気を鎮める食材
イライラして高ぶっている気をしずめてくれたり、胃腸の働きをよくする効能があります。消化不良や胃もたれにも効果大です。
また、暴飲暴食になりがちなときにも大根は低カロリーで低脂肪なため、体重管理にも安心です。
ふろ拭き大根にするとホッと一息つける美味しさですよね。
ビタミンCを代表とする抗酸化物質が多く含まれており、体内の酸化ストレスから細胞を保護してくれる薬効のある食材です。
かぶは気持ちを落ち着けて体を温める食材
かぶも大根と同じく消化を助けて精神を安定させる効果があります。
水分代謝を促す作用に優れており、口の渇きを潤したり咳を止める効果もあります。
栄養面では大根と同じく、かぶは白い部分にビタミンCが含まれていますが、葉の部分にはビタミンCは大幅に多くなります。
他にもカルシウム、鉄分、ビタミンA、ビタミンKなどが豊富に含まれています。
葉っぱは刻んでスープに入れたり、食べやすい大きさに切って油揚げとだし醤油で煮たり、魚や鶏肉のつくねなどの具の中に混ぜて入れても美味しいですよ。
セロリ

セロリの独特の香りには精神を安定させる効果があるとされています。
セロリには熱を取り除く働きがあるので、やはりイライラして頭に血がのぼっているときは気を鎮めるのに効果大です。
セロリの茎の部分はスープやサラダに、葉を細かく刻み、フライパンで炒めたら、じゃこや干し海老、ゴマを混ぜてふりかけにすると、とても美味しいです。
カルシウムが足りなくてもイライラしてくるので、セロリのふりかけはリラックス効果+カルシウム補給もできてとてもおすすめです。
ぜひ常備菜に取り入れてみてください。